いずみの環境問題ブッタ斬り

イズミの日々のイトナミや企業における環境活動の実態、法令規格解釈等についてブッタ斬りマス! 皆さん!ぜひ楽しんでイッテね!
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さて今回は廃棄物の話をします。

皆さんはシンシアという会社をご存知かしら?
この会社は廃棄物の処理屋さんです。
なんとNECの子会社です。(あのパソコンメーカーのNECです)

そのNECの子会社が、なんと都内の品川と横浜に廃棄物の処分場をもっているのです。
地価が高いところで廃棄物処分場なんて・・・・・儲かるのかしら?

この会社は、主に廃棄物の焼却により、発電と溶融スラグ化(溶融スラグとは廃棄物や下水汚泥の焼却灰等を1300℃以上の高温で溶融したものを冷却し、固化させたものである。近年では建設・土木資材としての積極的な活用が進められている。を行っています。by wiki)していて廃棄物を焼却しながら再資源化を図っている会社です。このことから、このシンシアに持ち込まれた廃棄物は100%再資源化が図れるのですね。

これは非常にスバラしいことなのです。

このようなコンセプトの廃棄物処分場が自治体を中心にポツポツ出来てきているのですが、このシンシアは、都内、そして横浜にあるというところです。

関東地方で産業廃棄物の処分を行う場合、東京都と神奈川県はゴミの排出者側にとっては非常に都合がいいのですね。

関東の1都6県の中で産業廃棄物の持込が自由に出来るのは東京都と神奈川県、群馬県だけですからね。
(千葉、埼玉、茨城県とかは他の県から産業廃棄物を持ち込む場合に排出者による搬入申請を県庁の廃棄物対策課に提出しなければなりません。これが、非常に面倒でしかも時間がかかります。この中でも特に千葉県は非常に厳しく、千葉県産業廃棄物協会と県庁のダブルチェックが入ります。)

その意味でシンシアが都内と横浜に廃棄物処分場を設定したのはおおいに評価したいですね。
排出者の都合をよくわかっている。←エライエライ!


さてこのシンシアさんですが、産廃処分業者の2次処分先として活用されている姿が見受けられます。つまり、ある産廃業者が中間処分を行い「使えるものを使い切ってしまった後に残った真のゴミ」処理場として活用されているのですね。しかもシンシアさんで100%再資源化され残渣物等の埋め立てもないのですから、このシンシアさんは事実上に最終処分業者扱いになって産廃のマニフェストE票に名前が出てきます。)
もし関東エリアで電子マニフェストをご使用の方がいましたら最終処分先を確認してみると、ほとんどがシンシアさんかJFE環境さんになっていると思います。


ま、いいたいことは実はそんなことではなくて、このシンシアさんのHPには非常にすばらしい記事があります。

それは2000年の記事で「フィリピンから帰国したゴミの根源的問題について」という記事です。
これは当時、栃木県内の産廃業者が有価物(つまり「商品」)としてフィリピンに輸出したものが現地税関で調査された結果、全て産業廃棄物であった、というものです。
このフィリピンでの産廃を国が国内に戻し、シンシアさんで適正処分を行った、という記事なのですが、この記事の中には日本がかかえる産廃問題が凝縮されています。

特に産業廃棄物の定義の問題は非常にわかりやすく・・・・・皆さんは産業廃棄物という言葉の意味をご存知かしら?一般論的には「産業廃棄物=事業者が出したゴミ」「一般廃棄物=家庭から出たゴミ」で正解なのですけど、事業系一般廃棄物という言葉もあります。事業者が出したゴミなのに一般廃棄物なのですね。こうなると、何が産廃で何が一般廃棄物なのかわからなくなってしまいます。

記事引用
「廃棄物の定義についてわかりやすく、若干極端な例を示めそう。例えば、注射後、止血につかった脱脂綿を自宅で捨てれば家庭ゴミになり、自治体で紙くずなどといっしょに焼却処理される。しかし、同じゴミが病院の病室から出れば、感染性廃棄物となる。さらに同じ病院でも食堂で捨てられれば事業系一般廃棄物として処理されるかもしれない。厳密には感染性の医療系廃棄物であろう。しかし、まったく同じそのゴミが、あるときは一般廃棄物になり、産業廃棄物になり、医療系廃棄物にもなるのである。」 ←これ本当のことです。

つまり、産業廃棄物と一般廃棄物の違いは排出されたモノではなくて「排出のシチェーション」なのです。非常に変な感じなのですが、これが廃棄物処理法という法律の一般的な定義の解釈なのです。

さて皆さんにご質問です。
世の中には沢山のビルがありますよね。この中に賃貸で入居しているオフィスがあるのですが、ビルのルールではゴミはビル専用の置き場に出すことになっていました。さて、オフィスではお昼ご飯にコンビニでお弁当を買ってきて食べます。食べ終わると、プラスチックの容器が残ります。
このプラスチックの容器は「産業廃棄物?それとも一般廃棄物???どっちかしら?」

変な回答ですが、
「オフィスの従業員自身(つまり食べた人)が排出する場合は一般廃棄物となりますが、ゴミ置き場を管理しているビル管理会社が排出する場合は産業廃棄物(廃プラスチック)」となってしまいます。
(実際にあった話でビルのデベロッパーや区役所の担当者も同一の見解でした)

ふふ・・・・オフィスでコンビニ弁当食べるときには注意してくださいね。
廃棄物処理法違反で捕まっちゃうわよ。



さて話題を変えて・・・・・・・・
「有価物」という言葉があります。法令上の公式な用語ではないのですが、一般的に通用する言葉で「売却できる廃棄物」という意味になります。なお自治体の一般的解釈では「売れるものは廃棄物ではない。それは商品である。」ということから、例えそれが、誰が見ても廃棄物でも「売ることが出来たら、それは法令上は廃棄物ではない。」となります。このことは法の抜け道的に使われたりしています。例えば、ある企業から有害な廃棄物が定例的に排出されるとしたら、一旦、子会社にその有害な廃棄物を売却して子会社から産廃業者に処分を委託する、ですとか使い物にならない大量の産業廃棄物と売却が可能な金属類を抱き合わせで1トン1円で売却するとか・・・・・・・きりが無いですね。

 ↑こういうのが、まかり通っている所が廃棄物処理法の弱いところでザル法とも言われる訳なのです。


時に、皆さんの家庭から出たゴミ(一般廃棄物)は誰に処分責任があるかご存知かしら?
これは皆さんではなくて原則では自治体(市町村)にありと廃棄物処理法第6条にあります。
ま、私たち自身でゴミを適正に処分は出来ませんから、ある意味当然なのでしょうが、何か不思議ですね。


さてシンシアさんの記事は他にも非常に興味深く読むことが出来ます。
ぜひ一度見てみてくださいね。
(グーグルで検索すれば、すぐに出てきます)


今日はブログタイトル通り、環境問題をブッタ斬ったかしら・・・・・・・



ではまた・・・・・・




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コメント
この記事へのコメント
シンシア品川
シンシア品川から排出される臭気を嗅いだことありますか?

物凄く酷いですよ。
2012/11/24(土) 14:15:53 | 2077 | #XpQ4iSVM[ 編集]
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